三嶋亭について
ABOUT MISHIMA-TEI
明治の文明開化華やかなりし頃からの、140余年にわたる伝統を守るすき焼の老舗
日本のすき焼店の草分け的存在として140余年にわたる歴史を誇り、有名人や海外の通の間でも知られるようになりました。
京都・寺町三条の賑やかな界隈に建つその姿は、まるでタイムトリップしたかのような趣ある店構え。京都らしい京町家造りの店構えは界隈のランドマークでもあり、その佇まいで歴史を感じていただけます。
数寄屋造りの店内に足を踏み入れると、四季折々の表情を見せる坪庭や欄干、天井、格子などそのほとんどが明治の創業当時のままとなっており、お料理はもちろんですが、華やかかりし文明開化時代の歴史と伝統を感じる空間も、ゲストとの話題には事欠きません。
はじまりは明治六年
初代三嶌兼吉が長崎で牛鍋を学ぶ。
さる御公家侍に仕えておりました初代三嶋兼吉は、その妻“てい”と共に長崎で牛鍋を学び、明治六年、京に戻り、現在の地、寺町三条で「三嶋亭」を創業いたしました。
それ以来、140余年その味を守り続け、明治、大正、昭和、平成、現在に至り、五代目となります。
今も創業当時と変わらぬ佇まいで産地にこだわらず、厳しい目で選びぬかれた牛肉を独自の方法で熟成させ、三嶋亭こだわりの焼き方でお召し上がりいただいております。
目にも美味しい霜降り。
伝統の美味を守る意気。
大自然の中で丁寧に丹精込めて育てられた黒毛和牛を、代々受け継いできた三嶋亭独自の目利きにより全国から厳選。
芳醇な味わいの贅沢な霜降り肉は、秘伝のすき焼や水だき、オイル焼でじっくりと味わえるのは、まさに至福。さらにみそ漬けやしぐれ煮も用意され、牛肉のおいしさを多彩な料理で存分にお召し上がりいただけます。看板料理であるすき焼は、炭火に近い効果を得られる電熱器を使用し、厳選した黒毛和牛のうま味を存分に引き出している。また、割下は長い伝統の中で五代目がさらに進化させ完成させた秘伝のレシピ
創業当時から何ひとつ変わらぬ伝統が織りなす味わいは、長年にわたり多くの常連を魅了しています。
代々の当主の生き様を
自らの仕事に映し出す。
代々受け継いだ精神を、料理人としての心と調理方法をいつも胸に留め、三嶋亭の伝統を受け継ぐ料理人として、枠にとらわれない進化をつづける料理人として、「進化し続けること」に常にこだわっています。
五代目・三嶋太郎は、三嶋亭の伝統を守りつつ、さらにその上を目指すべく、八年前より日本料理の修行を始め、加えて茶の湯と生け花の稽古を続けることで、すき焼きに前菜数品とお菓子、薄茶がつく懐石仕立ての「花コース」を考案。
ゆるりと時の流れる、明治香る優しい雰囲気の中、
心に残るひとときをお過ごしください。